講座2

モチーフのリストを作る

こんにちは、小説塾の直島ヨーコです。

 

書きたい事がばらばらに整理されてなくて

一歩が踏み出せないあなた。

 

またはアイデアはあるけど、どう生かせればいいか

わからないあなた。

 

そのアイデア・情報・メモをどう小説に結び付けたら

良いかがわかってすっきりします!!

 

シンプルに凝縮された内容を見れば

まちがいなく一歩が踏み出せます。

 

「ものがたりを書きたい」という想いだけ

直島ヨーコが実際に踏み出したのですから

間違いありません!

  

モチーフを集めよう行動することで

なぜか情報も集まってきます。

 

足で、耳で、目で集めて記録するのに

いったいどんな方法が有効なのでしょう?

文豪たちはどのようにしていたのでしょう?

では講義を始めます*****

 

 

モチーフをたくさんたくさん集めたら

《モチーフのリスト》を作る

 

ヨーコの場合、主人公が小学4年生ですから

同居する孫から話を聞き

サッカーの試合も見に行きました。

臨場感を出すために試合の録音もしました。

 

当然子供はゲームやマンガが好きです。

「ワンピース」は息子も好きなマンガで

「海の冒険ゲームを取り入れよう」

って思っていたら・・・

 

近くの神田川沿いにある

遊歩道を歩いていると

近所の方が突然

「主人がヨットを3台持ってるの

一度乗りませんか?気持ちいいですよ」って。

しかも数百年前の形を復元した木造船です。

後日乗せて頂きました。

(ハーバーで木造船は他に見当たりません)

 

こんな風に意図すると

幸運がやってくるんですね。

酔っちゃいましたけど。

 

他にもサッカーに関する用語や

動画や情報サイトなど

必要な資料を読み、集める。

 

近所の女の子たちも

今時の遊びについて取材

(一緒に遊んだだけ?)

 

坊主めくりに知らないルールがあったり

ドッジボールや消しゴムとばしに

”仇”というやりかたがあったり

けっこう「へ~」がいっぱい。

 

悩み・願望を聞き、必要と思われるモチーフを

ざっと書いて先生にA4紙1枚を見せたら

「1枚ぽっちじゃだめ。ぜ~~んぶ頭の中に

あるものを書き出さなきゃ。

モチーフだけでもノート1冊分くらい」

 

というわけで、バラバラに書き溜めた

ノートやメモを集めて1枚にでっかく書いたのがこれ。

 

モチーフリストの写真です

1m四方の壁紙を使って工夫しながら書きました。

ひと目でメモを俯瞰したかったので

箇条書きでなく、だんだんこういう形になりましたが

「ドーナツチャート方式」というそうです。

 

場所によって行の長さが違いすぎるので、

縦・横書きを混ぜて読みやすくしました。

 

キャラ・時代性・セリフ・好きなもの

嫌いなもの・服装・ライフスタイル・勉強・気になる情報・考察など

カテゴリー別に書きます。

 

いるかいらないかは後で決めます。

この段階ではひたすら、ひたすら書き出すのがポイント!

 

そこからストーリーやテーマが見つかるのです。

ショート小説なら記憶でなんとかなるかもしれません。

 

長い作品を書くときでも多くの人は

「頭に記憶しているから書き出す必要なんかない」

と思ってしまう →これアウト~

  

いったん全部吐き出して俯瞰

頭にバラバラ入ってるものがひと目で見渡せる

って、確かに把握しやすいんです!

特にわたしは記憶力が乏しい。

 

大事かそうでないか?必要かそうでないか?

そんなことは後で振り分ければいい!

残すも捨てるも自在!

まずは書き出すことです。

 

アイデア・口癖・学校の様子・

面白エピソード・時代背景

・気になるニュース

・教科書などの内容も足しました。

 

どんな漢字が読めて

算数では分数を習ってるとか…

 

道徳も”さかなくん”の素敵な詩があったり。

 

浮かんだもの集めたものを人に聞かれて

「おおよその内容を説明」

ができないようでは小説は書けません!

 

全部書き出し客観的に眺める。

 

 

※一見無駄と思える

モチーフの中に

ストーリーが、テーマが見えてくる

 

こんなシンプルなこと!

 

「いっぱい書き出して俯瞰」

 

コレができてないから

書けなかったんですね~

わたし。

 

漠然とした記憶に頼っては

長いストーリーは書けない

というお話でした。

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 


参考 文学資料館に行ってみよう!

文豪たちも本を1冊書くのに

ノート10冊分くらい

メモや下書きをしたそうです。

 

作家で監督の三谷幸喜氏も

人物相関図など模造紙に書いて

壁に貼って眺めて考えるのだとか。

 

武者小路実篤記念館→京王線 芦花公園駅

夏目漱石関連書籍→新宿歴史博物館

林芙美子資料館→東西線 中井駅

近代文学資料館→京王井の頭線 駒場東大前駅

 

他におもしろい場所があったら

教えてくださいね。

どなたかご一緒しませんか?

連絡お待ちしています。

 


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